iyasichan’s diary

しろんちゃんに憧れて

きみのうたが大好き

その言の葉は

溢れる塩の瓶だった

 

その言の葉は

殺める君の綱だった

 

その言の葉は

流れる星の水だった

 

その言の葉は

優しい菜っ葉の茎だった

 

その言の葉は

君を隠す色とりどりの筆だった

 

僕に、食める風の盗作をどうかどうか。

何度も塗り直すための心のペンキをどうかどうか。

唇に軽く塗ったワセリンを彷彿させる君のうたは

あたしの心に空気をいれた。

 

あたしに打ち込まれた銃の鉛玉は

あなたを守るための勾玉だったのですよと

語る笑みの仮面の先で

 

君はやっとやっと僕の心の色を

 

そっとその絵墨でいとも簡単にあらわした。

 

ああ  なんてことだろうか君は

あたしの雪でぐちゃぐちゃにしてあげようか。